くらしちゅうごく.com 2008年12月号 結果



 今月のテーマ  : 「2008年 くらしの総決算」
 調査期間  : 2008年11月28日〜12月8日
 調査エリア  : 広島県・岡山県全域
 回答者数  : 914名










 調査概要 

  ◎調査方法 : くらしちゅうごくモニター 3,000人に対しアンケートを依頼、 914人より回答  

  ◎調査時期 : 2008年11月下旬〜12月上旬

  ◎調査エリア : 広島県・岡山県全域






 回答者属性 
未既婚
 (人)

 (%)
未 婚 169 18.5
既 婚 745 81.5

居住地
 (人)

 (%)
広島地区 519 56.8
備後地区 137 15.0
岡山地区 258 28.2






 今回は、11月下旬〜12月上旬にかけて実施したアンケート結果をご報告します。


 「2008年 くらしの総決算」 

(1)2008年:家計の景気動向

 急激に悪化する市況、雇用環境のニュースが聞かれない日はない、今年の年の瀬です。この「家計の景気動向」も2005年から4年目になりますが、過去にない、不況懸念感の強い結果となりました。
■2008年、お宅の「景気動向」は?
   「好景気」     1.3%  (2007年: 1.4%、2006年: 0.5%、2005年: 3.2%)
   「回復傾向」    3.2%  (2007年: 8.4%、2006年:13.1%、2005年:18.0%)
    「回復足踏み」  30.3%  (2007年:46.8%、2006年: 48.5%、2005年: 43.1%)
    「減速、低迷」  43.3% (2007年;26.6%、2006年:23.0%、2005年:20.9%)
    「不況真っ只中」 21.9%  (2007年:16.8%、2006年:15.0%、2005年: 14.9%)
 昨年は「実感なき繁栄」「所得格差」でしたが、今年は「格差なき不況」。過去4年間、「回復傾向」は年々低下し、「減速」「不況真っ只中」は年々増加傾向にあります。 


 (2)今後の生活不安と消費意識
 
  根強い生活不安感は何に由来するものか、というと「今後家計を直撃しそうなこと」の回答を見る限り、「増税や社会保険負担が家計を圧迫するかもしれない」(51.0%)「ボーナスが減ったりなくなるかもしれない」(38.9%)「今は具体的な影響は考えられないが、世の中がどうなるかわからないので不安」(28.2%)など、自身の家計を直撃する不況要因より、社会全体の景気悪化が間接的に影響を与えることを恐れる声が上位にあがっています。
 今後の消費に関する意識では「収入が減るかもしれないので節約しておこうと思う」が49%と最も多く、(若年層ほど多い)「収入減が明らかなので節約をしなくてはいけない」が36%。これは高年齢層ほど多く、既婚女性に多い意見です。それに対して「今のところは収入に影響があるかもわからないので、減ったら節約しようと思う」は11.9%。20代、未婚男性に多く、冷静とも、のんきともとれる意見です。


  (3)2008年:家計の収支バランス
 
 
 「今年1年の収入・消費・貯蓄額の変動」を見てみると
 ◆収入◆  「増えた」「やや増えた」が18.6%(昨年24.7%)「昨年と変わらず」が33.8%(38.1%)、「やや減った」「減った」が47.6%(37.1%)。
“減少”が“増加”を29%上回ります。

 ◆消費◆  「増えた」「やや増えた」が59.1%(66.1%)、「昨年と変わらず」が22.5%(23.4%)、「やや減った」「減った」が18.4%。(10.6%)。
“増加”が“減少”を40.7%(55.5%)上回ります。原油高に伴う物価高騰で必要消費がかさんだ昨年に比べ、節約志向も相まって消費も抑制傾向です。

 ◆貯蓄◆  「増えた」「やや増えた」が12.3%(17.7%)、「昨年と変わらず」が31.3%(37.9%)、「やや減った」「減った」が56.5%。(45.3%)
“減少”が“増加”を44.2%上回ります。(昨年は26.6%) 



 収入×消費×貯蓄、金融資産 の増減パターン
  収入 消費 貯蓄
資産
 タイプ  2008
(%)
 2007
(%)
 2006
(%)
属性上の特徴
 拡大型  収入、消費、貯蓄全て増加した拡大型 4.8  7.7  7.2   30代前半にやや多い
 拡大均衡型  収入、消費が増え、貯蓄は現状維持の拡大均衡型 5.4  7.8  5.7   30代後半にやや多い
 拡大過剰型  収入は増えたが、それよりさらに消費が増え、貯蓄は減少 4.2  3.6  6.3   40代、既婚女性に多い
 均衡型  収入は変わらず消費は増加傾向、でもなんとか貯金は現状維持 7.3  10.9  9.8   40代、女性に多いパターン
 均衡型  収入、消費、貯蓄全て動きなしの均衡型 6.7  8.0  8.0   未婚者、30代後半に多い
 消費過剰型  収入は増えず消費が増え、その差分、貯蓄や金融資産が目減り 10.3  11.9  11.5   30代、既婚男性に多いパターン
 消費過剰型  収入減、消費増、その差分、貯蓄や金融資産が目減り 18.2  16.0  16.2   40代、既婚者に多いパターン
 縮小型  収入、消費、貯蓄全て減少した縮小型 11.6  6.0  5.9   40〜50代に多いパターン
 縮小型  収入が減少したが、消費は減らず、貯蓄が減少 6.3  3.6  4.1  30代後半に多いパターン

  家計を支える「収入」「消費」「資産」の3要素の増減パターンで見ると、「減収の一方で消費が増え、資産が目減り」した消費過剰型が18.2%と昨年に続いて最も多く、「収入・消費・資産の全てが減少した」縮小型(11.6%)が大幅に増えて2番目となっています。一方で「収入は変わらず消費は増えたが、資産は目減りなし」の均衡型(7.3%)は昨年より大幅に減少しています。
   (4)お金の使い方に対する意識の変化
 
 「収入は横ばい、または減少傾向にあるのに消費が減らず、貯えが減っていく」消費動向。では、「何が節約でき、できないのか」を聞いてみたところ  
 
  
「節約した」割合が高いもの
  1位:理美容・エステ(65.6%)
2位:週末のショッピング(63.8%)
3位:外食(60.8%) 
4位:レジャーや旅行(60.4%) 
5位:化粧品、サプリ(54.5%)
  
  
節約したいが容易でないもの
  1位:子育て費用(57.4%) 
2位:教育費(55.9%) 
3位:日常の食料品(51.3%) 
4位:車にかかる費用(47.1%) 
5位:携帯電話費用(46.5%)
  
 
節約するつもりがないもの
  1位:教育費用(22.5%)
2位:インターネット費用(19.7%) 
3位:趣味スポーツ(17.7%)  
4位:仕事上の交際費(14.7%) 
5位:友人との交際費(14.5%)

となりました。簡単に節約志向で考えられない「教育・子育て費用」や「食料品」と並んで携帯電話やインターネット、交際費が「節約しにくいもの、しないもの」として上位にあがっています。
 物販系の「ぜいたく品」は節約しても、「つきあい」「コミュニケーション」「情報」にかける費用は残すところが今日の世相を反映しているといえないでしょうか。 
 

   




< 参考図表1 >

◆ご家庭の収入に直接影響がありそうなことはありますか (N=914人)






< 参考図表2 >

◆お金の使い方に対する意識は変化しましたか (N=全体(914人)-「関心がない、買うことがない」)
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